書評

【書評】仕事が、人間関係が上手くいかない時に読みたい!「自分の小さな『箱』から脱出する方法」

こんにちは、Takamiです!

皆さん、「最近仕事が上手くいかない…」「人間関係が上手くいかない…」なんてお悩みはありませんか?

私自身は割と日常的にそうした悩みにぶつかります。そんな時にいつも読み返す本があります。

それがアービンジャー・インスティチュート著の「自分の小さな『箱』から脱出する方法」です。

今回はそんな仕事、人間関係の悩みを根本から解決できるこちらの本を紹介していきたいと思います!

「自分の小さな『箱』から脱出する方法」ってどんな本?

まず本書の特徴についてお話ししていきます。

本書はアメリカ・ユタ州のアービンジャー・インスティチュートという研究所から出版されており、日本で2006年に初版が発刊されてから実に27万部を(世界ではなんと150万部)を突破しているロングセラーです。

またGoogleやIBM、NIKEといった名だたる企業にて研修に採用されているという実績あり、非常に高い支持を得ています。

また本書はストーリー仕立ての内容となっており、非常に読みやすいのも特徴の一つです。

内容としては、仕事や人間関係をうまくいくようにするためにはどうしたら良いのか?ということを論じています。その答え、すなわち「自分の中の小さな箱から脱出する」
ことなのです。

では次にこの「小さな箱から脱出する」とは何かについてお話ししましょう。

「自分の小さな『箱』から脱出」すれば人間関係はうまくいく!

例えば私が出張の帰り電車に乗り込んだとします。

たまたま二人がけの席が空いており、そこの窓側の席に腰掛けました。そして書類鞄を空いている方の席へ置きながら残していた書類チェックを始めました。そこへ観光客がやってきて空いている席を探し始めました。書類に集中したい私はわざと書類を大きく広げて観光客が席に座らないよう牽制しました。

さて、ここで一つ質問です。こうした状況の中で私は果たして観光客の「席に座りたい」という思いを、自分自身の「席に座りたい」という思いと同等だと認識し、捉えていたでしょうか?

答えはNo、ですね。むしろ私は「仕事で疲れてるし、集中して作業したいから観光客よりも座席に座る正当性がある」とまで考えているでしょう。

これを本書では「自分の中の小さな箱に入っている」状態と言っています。相手の考えや思いをわかっていながらも目を背け、自分を正当化する、いわゆる「自己欺瞞」というやつです。

このような相手から目を背けて自分を正当化する様な感情は、いくら人間関係のテクニックを使おうともごまかすことはできません。人と話していて、この人は表面上は優しくても本心は自分のことしか考えていないんだろうな…と感じるような事はありませんか?どれだけ取り繕っても意外と自分の自己欺瞞は見透かされています。

そのため本書ではこうした「自分の中の小さな箱に入っている」状態から脱して、仕事や人間関係を円滑にするためにどう変われば良いのかをわかりやすく解説しています。

さいごに

さて、今回は「自分の小さな『箱』から脱出する方法」について解説していきました。

私は社会人1年目の時にこの本を読んだのですが、今までの自分がいかに自己欺瞞にまみれていたかを痛感しました。

テクニックは何も必要ありません。物事のとらえ方を少しずつ見直すだけで必ず自分の中の小さな箱から脱出できます。

気になった方は是非本書を読んでみてください!

以上、Takamiがお送りしました!