Webディレクション

【現役Webディレクターが語る】上手なスケジュール管理に必要な3つのコツ

こんにちは、Takamiです!

Webディレクターは、他のIT系の職種と比べて幅広い知識やスキルを求められる上に、責任も大きな仕事です。

その中でも、担当するサイトやプロジェクトの開発スケジュールを上手く管理するスキルは最も重要なスキルの一つです。

そこで今回は、現役Webサイトディレクターである私が上手にスケジューリング管理をするために心がけているコツを3つご紹介したいと思います!

この3つのコツさえ抑えれば、遅延なくプロジェクトを進められるはずです!!

①各工程の作業工数とリスクを明確化する

スケジュールを組むにあたり、当たり前ではありますがまずは各プログラマーの作業にどれくらい工数がかかるかを確認する必要があります。
そしてリリース予定日に余裕を持ってリリースができるように各工程のスケジュールを当てはめていきます。

ここで重要なのが、スケジュールにバッファを持たせることなのですが、
「どの工程に」「どれくらいのバッファを持たせるか」を上手く割り振ることができるかによって進行管理の難易度が大きく変わってきます

そしてバッファを大きく持たせるべき工程というのが、「リスクの高い工程」です。

このリスクはプログラマーのスキルレベルやコミュニケーション能力の高さ、作業自体の難易度、作業のやり直し発生時にかかる時間などがあります。
こうしたリスクは自身の過去の経験だけではなく、プログラマーとのコミュニケーションの中で探っていくしかありません。

このようにスケジューリングにおけるリスクヘッジを上手く行うには、高いコミュニケーションスキルが必須になってきます

各作業の工数を必ず確認!
PGとのコミュニケーションでバッファの持たせるべき工程を見極める!

②プランを複数用意し、プラン変更判断日を設定する

さて、プロジェクトを進める中では完璧にスケジュール通りに進行することはまずありません。
どこかで必ず(大小は問いませんが)不測の事態が発生します。

そのため、ディレクターはそうした不測の事態が「必ず起こる」という認識を持ち、事前にプランをいくつか用意しておく必要があります。
例えばある工程に割く時間を増やして別の工程のバッファを削る、ある工程のスケジュールが間に合わない場合はリリース日を延期させる…といった感じです。

そして複数プランをもうける上で最も重要なのが、いつプランを変える判断をするかを決めておくことです。

間に合わせなければならないリリース予定日に対し、別プランに切り替えても間に合うタイミングに判断日を設定しなければ、スケジュール遅延のみならず品質への影響も出てしまう可能性が高くなります。

各工程ごとに切り替え判断のタイミングを細かく設定することが進行管理の胆です。

「不測の事態」は必ず起こる。別プランを用意しておく!
いつまでにプランを切り替えるか判断するタイミングを事前に決めておく!

③メンバー全員でスケジュール進行を確認・相談できる環境を整える

さて、リスクを明確化したらいよいよスケジュール作成です。

開発におけるスケジュールを管理するのはディレクターとはいえ、スケジュールを守るのはPGの仕事です。
PGがスケジュールを守ることができるように、スケジュールを可視化してプロジェクトメンバー全員に共有する必要があります。

一般的には「WBS」という開発スケジュールを管理するためのフォーマットがありますので、それを利用すれば大丈夫です。

手間はかかりますが、各作業の作業日程と進行度を一目で確認することができますので必ず作成しましょう。

また各工程のスケジュール調整が必要になった場合、必ず相談などのコミュニケーションが発生します。
その際担当PGとディレクターだけしかコミュニケーションをとれない状態だと、
双方の認識相違や他PGへの伝達が遅れたりすることによるリスクが発生してしまいます。

「担当PG↔ディレクター」だけではなく、プロジェクトメンバー同士全員が全員に対してコミュニケーションをとれる環境、および雰囲気を生み出すこともディレクターの重要な仕事です。

チーム全体としてコミュニケーションをとれるようにしておくことは、スケジュール管理においても重要となります!

WBSを用意し、全員が進捗を確認できるようにする!
全員がすぐに相談できる環境を作り、調整が簡単にできる状態にする!

さいごに

以上、Webディレクター流スケジューリング管理のコツをご紹介していきました!

全体を通してディレクターには、

リスクにどれだけ敏感になれるか
どれだけチーム全体のコミュニケーション量を上げられるか

といった意識が必要であり、重要だということがいえると思います。

皆さんもそうした意識、そして3つのコツを活用して上手にスケジューリングをしていきましょう!

それではまた!