プログラミング

【初心者向け】もう怖くない!Git入門(5)

branch

こんにちは、nomuyoguです!

Git解説シリーズ、第5回の今回は、ファイルを変更してリモートリポジトリに反映するまでの流れについて解説していきます。

まだ前回の記事をご覧になられていない方は、以下からどうぞ!

branch
【初心者向け】もう怖くない!Git入門(4)こんにちは、nomuyoguです! Git解説シリーズ、第4回の今回は、Gitを用いた開発の流れについて解説していきます。 ...

それでは始めていきましょう!

本記事で紹介するコマンドについては、Gitのインストールや設定を済ませてからでないと動作しません。また、本記事は大まかな流れの解説にとどめるため、コマンドの一部を省略して記載しています。ご注意ください!

やりたいこと

ローカルリポジトリで aaa.txt、bbb.txt を作成・編集し、aaa.txt だけをリモートリポジトリに反映するケースを考えます。

git-overview

git add

aaa.txt、bbb.txt の作成が完了したら、「git status」コマンドを実行します。

git status は、変更があったファイルを列挙するコマンドです。

具体的には以下のものが表示されます。

1. 編集・変更・削除されているが、まだ git add されていないファイルの一覧

2. git add されているけどまだ git commit されていないファイルの一覧

3. Git管理されていない、かつ .gitignore で管理除外対象にもされていないものの一覧

コマンド実行結果は以下になります。

git-status

aaa.txt、bbb.txt が表示されていますね。

git add

次に実行するコマンドは「git add」です。

こちらは、ローカルリポジトリで編集したファイルの中から、リモートリポジトリへコミットしたいものをステージングエリアに追加する(コミット対象にする)コマンドです。

これがないと、編集したファイル全部がコミットされてしまうことになります。

今回は aaa.txt だけをリモートリポジトリに反映したいので、「git add aaa.txt」と実行します。

こちらを実行しても、特段結果は表示されません。

もう一度「git status」を実行すると、以下の結果が表示されます。

git-add

aaa.txt ファイルのみがステージングエリアに追加されたことを示しています。

git commit

次に実行するコマンドは「git commit」です。

こちらは、git add されているファイルをコミット(gitのリポジトリに変更内容を記録)するコマンドです。

今回は、コミットメッセージとして「aaa.txtを追加」を指定してコミットします。

コミットメッセージは、その名の通りコミットに対して自由にメッセージを付けられる機能です。

実務においては、コミットメッセージを見てどんな変更がなされたのかを判断するため、分かりやすいコミットメッセージを書くことが求められます。

それでは、「git commit -m “aaa.txtを追加”」コマンドを実行します。(-m オプションでコミットメッセージを付けられます。-m オプションを指定しないとエディタが立ち上がるので、そこでコミットメッセージを編集します。)

これで、aaa.txt の追加がコミット履歴として保存されました。

git push

前節でgit commitを実行しましたが、この時点ではまだコミットはリモートリポジトリには反映されておらず、コミット履歴はローカルリポジトリにのみ蓄積されていきます。

ローカルリポジトリに記録されているコミット情報をリモートリポジトリに反映するには、「git push」コマンドを実行します。

これで、aaa.txt の追加がリモートリポジトリにも反映されました。

おわりに

Git解説シリーズ第5回は、ファイルを変更してリモートリポジトリに反映するまでの流れについて解説してきました。

次回はGitHubにSSH接続する方法について解説していきます!