こんにちは、Takamiです。
今回は私が日々Webディレクターとして働く中で感じたことを、エッセイチックにつらつらと語っていこうとおもいます。
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Webディレクターに最も必要なのは「疑う力」だと思う。
文系出身でWebディレクターを務めることは特別大変ではない
私は高校時代は歴史が得意科目で、大学では経済を学んだ生粋の文系人間です。
そんな私ですが、新卒でとある企業のIT部門に入社し、入社を3年目を迎えようとしている今では、いくつかのサイトのディレクターを任されています。
ここまでに至る道のりは決して楽ではありませんでしたが、理系の方と比較してとても大変だった、とは思えません。
なぜなら理系だろうが文系だろうが、「知らないことは知らない」からです。
ある程度IT知識や言語知識があったとしても、実践の場でどのような知識をどのように引き出しどのタイミングで活用するかは経験してみないとわかりません。
さらに言ってしまえば、知識だけであればググれば出てくるのです。
理系の知識・経験が多少は活きる場面はあるかも知れませんが、それは文系とて同じです。Webディレクターは業界や文化について理解していなければ企画を考えることができませんから。
「経験則で判断すること」はディレクターとしての能力ではない
ディレクターはよく、エンジニアとしてのキャリアを積んでからのほうが良いとか、経験値の高さが最も重要、なんて風に思われがちだと思います。
私はそんな風には思いません。
だって、経験値が高ければいい、なんてどんな職業でも同じですから。
経験値がある人ができるのは当たり前なんです。
本当に優秀なディレクターは、経験したことのない未知の状態に陥った場合でも冷静に判断をしプロジェクトを進めることができる能力を持った人です。
そして未知の領域に対処する以上、経験値は関係ありません。
必要なのは違和感を見逃さないこと
では未知の状態でも冷静に対処できるディレクターはどういう思考をしているのか。
それは、「なぜそうなるのか」と疑問を持つことです。
例えばPGが提出した基本設計の内容が、自分の要件定義した内容と微妙に違う時。「たぶん実際に開発する上で要件の完全再現ができないと考えたのだろう」と良い方向に考えるのではなく、「要件定義の内容と食い違う箇所がありますが、なぜですか」と聞いてみる。
本当に開発するうえで必要な取捨選択なのかも知れない。しかし実はPG側の認識不足かも知れない。ここでディレクターが疑うか疑わないかで結果が大きく変わってきます。
そしてこの「疑う」という行為はIT知識が無くてもできます。
わからないことを聞くのは恥ずかしいと感じるかも知れません。
しかし、恥を忍んでも自分の疑問をとにかく聞いたり調べたり検証したりして解決することがディレクターの使命だと思います。
そうすることで障害を未然に防ぎ、結果的に開発の成功につながります。
最後に
もしかしたら、「疑う」ということはプライベートの生活ではあまりすることはないかもしれません。
だからこそ難しいのかもしれません。
だからこそディレクターというサイトを司る立場の人間が率先して、かつ徹底して疑うことが必要なのだと思います。
真に優秀なディレクターは全てを疑う能力のある人である。
今日はそんなお話でした。
それではまた!